お役立ち情報（コラム）

こんにちは。梅雨明けしたはずなのに完全に戻り梅雨になっている状況ですね！早くすっきり晴れてほしいです(´;ω;｀)

さて今日のテーマは治った！の定義についてと、誤診についてです。

皆さんは分離症が治ったとはなにを指しますか？

骨がくっつくこと？

痛みが取れること？

様々ありますが、私の考えでは元通りもしくはそれ以上の状態でスポーツ復帰を果たすことを指しています！以前のコラムでも書きましたが、痛みが取れることは当たり前です。

問題は、痛みが取れたから治ったとしてしまうセラピストがいたり、3か月以上休んで復帰し、筋力や体力が完全に落ちてしまっているという状況があるということです。限りなく体力や筋力が落ちないようにリハビリしていかないとくっついたけどレギュラーに戻れなかったなんて言う話はたくさんあります。そこも踏まえて、考えてくれる先生やリハビリ施設があるのであればそれは全力で信頼したほうがいいと思います。

また昨今ネットでの情報が溢れてしまい、色々な情報が錯綜することで、患者様が混乱している状況にも多く遭遇します。

こっちでは治るといわれ、もう一つの病院では治らないと…何を信じたらいいんだ！！！

となると思います。当院に相談される方は多くは2nd、3rdオピニオンの方ばかりです。

画像と経過の情報をいただければ患者さんの現在の進行度やレベル、予後に関しては正確にお伝えできると自負しております。研究をしている際に何百という症例を確認しておりますので。

一番むずかしさを感じるのが、治らない可能性が限りなく高い症例に対して治るといわれたという患者さんです。私は治る可能性、治らない場合の復帰のスケジュールなどを合わせてご説明します。患者さんの心理として治ると言われればそちらを頼りたくなるのはすごくわかります。ただ、どのくらいの可能性があり、ほかに選択肢も掲示し対応することが大事だと思っています。治らないということは本当につらいです。

ですが、そこを伝え、より充実した学生スポーツに参加できる機会を提供できるのであれば、

痛みをコントロールし、復帰を果たすという道もあるということがお伝えしたいです。

いろいろ言われてわからないとなってしまっている患者様もぜひご相談ください。