日本人のその多くが頭痛持ちと考えられていますが、その数は4000万人に上るとされております。そんな身近な頭痛ですが、頭痛にも種類があり、よく起きるものとして「片頭痛」と「緊張型頭痛」があります。

　片頭痛　

　何かの原因で脳の血管が急激に拡がって起きるのが片頭痛です。脳の血管が拡がることで、周りの三叉神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡げることで「片頭痛」を発症します。

　緊張型頭痛　

　頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。

◆どうやって起こるの？？

　片頭痛　

　心身のストレスから解放された時に急に血管が拡がることがあり、仕事のない週末でも片頭痛が起こることがあります。そのほかに、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変化、空腹、疲労、光や音の強い刺激などでも片頭痛が起こる場合があります。

　緊張型頭痛　

　冒頭で説明したように、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。　　　　　　　

◆どんな症状？？

片頭痛　

　肩こりが原因で出ることもあり、こめかみから目の辺りがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛みます。頭の片側だけが痛くなるとは限らず両側が痛むこともあり、日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛です。

緊張型頭痛　

　無理な姿勢の維持や長時間のパソコン操作などによって、目の疲れや怠さなどと共に痛みが出るのが緊張型頭痛です。後頭部から首筋を中心に全体が締め付けられるように痛みます。　吐き気や嘔吐などのような頭痛以外の症状は現れず、日常生活の支障もそこまでみられず数時間で治まる場合や、数か月以上続く場合など慢性化するケースもあるようです。

 

◆どうやって治療するの？

　当院に頭痛の悩みで来院される方の多くはリハビリによって改善していきます。なぜかというと片頭痛の多くは頭部への血流が遮断されて起こることが多いからです。頭部への血流を遮断している要因はストレートネックや不良姿勢による頸部筋の緊張や短縮から起こります。これらを取り除くことで視界が開けたり、頭がすっきりしたという声を多数聞きます。

薬などに頼ることも大事ですが、一度首の硬さを疑ってみてください。また頭痛は慢性化すると、身体を休めても疲れが抜けきらず、日常生活で大きなストレスとなります。

当院では、首周りの筋肉の緊張をほぐしたり、筋膜リリースといった手技を使いながら治療にあたり、患者様の生活習慣や首まわりのクセなどを考慮しながら、生活習慣のアドバイスをさせて頂いたりと患者様にあった施術を行います。