膝の痛みは、老化による膝の痛みと部活やスポーツでの痛みでは種類が違うものになります。加齢による痛みは、半月板や軟骨の減少によって膝が変形したりする為痛みが出ます。若年者は、スポーツで痛める場合が圧倒的に多く、膝に適切な処置が行われないまま運動を続けてしまう為、炎症による痛みが多いです。

　
◆どうやって起こるの？？

　加齢による原因・・・膝の関節は、骨と骨の間にある軟骨がクッションのような役目をしていて、スムーズに動くようになっています。ところが加齢と共に軟骨がすり減ると滑らかな動きが阻害される為、炎症が生じてしまいます。摩耗した軟骨は再生しないので、リハビリなどで、早めの段階で進行を食い止めることが大切になります。その他にも、体重の増量や筋肉の減少、骨の変形（O脚やX脚）が原因で痛みが出る場合があります。

　部活・スポーツでの痛み・・・スポーツなどで膝を使いすぎる方は、しっかりケアをして、無理な動かし方に修正しなければ、何度も痛めてしまう可能性があります。また、スポーツをやる方は捻挫も多く、完治せずに無理してスポーツを続ける為に膝の痛みが出てくることもあります。これは、フォームが崩れている場合でも同じことが言えます。

◆どうやって治療するの？

　膝関節の痛みは、膝の曲げ伸ばしや階段の上り下りなど日常生活の動きや、スポーツ動作の中で出る場合など様々な原因が考えられます。よく歳が原因ですねと言われることがあると思いますが、同年代でも膝が痛くない人もいるのに歳のせいにするのは違うと考えています。膝が痛くなったのには何か理由があるはずです。よく有るのが膝関節が、ねじれた状態で曲げ伸ばしを行う事によって本来骨同士が当たらない場所が当たるようになり痛みが出ることが多いです。ねじれが起こる原因は筋肉の影響が考えられます。普段の生活で何かしらの癖があり筋肉が硬くなることで骨を引っ張りねじれを引き起こします。当院では筋肉が硬くなった原因を見つけ筋膜リリースや癒着している箇所に超音波治療器を当て、本来の関節の動きに戻していきます。また、元に戻らないように、筋力トレーニングの運動指導や動作指導などもさせていただきます。

スポーツをしている方の膝痛は何が原因で痛みが起きているのかを問診や検査で探します。何が原因かわかったら次はどの動作で悪くしているのかを見つけます。悪い動作を見つけたらなぜその動作になるのかを考え改善するにはどうすればよいのかを考えます。