お役立ち情報（コラム）

こんにちは。日本列島全体が梅雨に入りましたね。じめじめな気分ですが、だんだんと患者様も大きい大会を控えているという状況wが増えてきました。7－8月に最後の大会や全国につながる大会が行われるという競技が多く、なんとかならないですかという問い合わせも多くいただきます。

一番問題なのは今から1ヵ月2ヶ月完全に休んで果たしてフルパフォーマンスを発揮できるかということです。2カ月も完全休止していた場合おそらく持久力も感覚、パフォーマンス全体が落ちていることと思います。その状態でレギュラーとして復帰できればまだよいですが、レギュラーにもどることができない方もたくさんみえます。分離症が治ったのはいいですが、もしこれが最後の大会ならば…果たして選手にとって最良の選択だったのかすごく考えます。

そこで今日のテーマですが競技を休んでいる間にパフォーマンスを高めて復帰させる。これが今当院、私のテーマになっています。休んでいるので筋疲労などはもちろん軽くなっていると思いますが、その上にバランス能力・体幹筋力・柔軟性・フォーム修正などを行うことでパフォーマンスを休んでいる間でも維持もしくは高めることも可能だと考えています。

リハビリに関しては個々人によって差がありますので基本的な所しか触れられませんが、治療介入直後から約一週は股関節・胸椎のストレッチ、2週目から体幹トレーニング、3週目から股関節のトレーニング（軽負荷）といったような感じで完全オーダーメイドでプログラムを作成いたします。

また競技や病期（どのくらい進行しているか）によってスケジュールはずらしていきます。こうして2か月後の大会に100－120%の力で出場できるように組み立てていきます。

正直に申し上げてだいぶ攻めた内容です。ドクターによっては批判される方もいると思います。ただ、無責任に当院では復帰を許可しているわけではなくたくさんの症例を経験したうえでいまのスケジュールがありどんどんアップデートされています。安静にしているだけでほんとによいのか、すこしでもできることを当院は考えてアドバイスさせていただいております。