お役立ち情報（コラム）

皆さんこんにちは。高校三年、中学三年生の患者さんが夏の大会をまじかに控えるこの時期に多い問い合わせについて今日は記載させていただきます。

分離症と診断されて三か月安静にと言われました。でも大きい大会が来月に控えていて出ることはできないでしょうか？

最近このような問い合わせをよくいただきます。結論からお伝えすると、状況によっては出場することが可能な場合が二つあります。一つ目は、分離症と診断されるもまだ比較的早い段階の患者さんです。こちらの患者さんに関しては状況にもよりますが、大会出場しその後治療期間を設けるというものです。危険度は上がりますが、一度しかない中学・高校生活最後の大会です。何とか出させてあげたいです。幸い最後ということはその後多くの患者さんは受験勉強などに入り6ヵ月はスポーツをしないということが多いです。この期間を治療期間に充てようということです。何度も言いますがこの方法にはリスクも伴います。ちゃんと治療計画を立てることではじめて成り立ちますので、ご注意ください。またご相談ください。

二つ目は完全分離つまりもうくっつかないという状態の患者様です。こちらの患者さんに関しては、痛みをコントロールすることが第一選択肢になりますので、痛みをコントロールし試合出場は可能です。

大事な春の時期です。また、分離症と診断されても間に合う可能性もあります。あきらめないでください。

次回は画像診断について記載させていただきます。